
令和3年2月25日に当院は、宮崎県より「アルコール健康障がい」に関わる依存症専門医療機関として指定を受けました。
依存症専門医療機関とは
依存症に関する所定の研修を終了した医療スタッフを配置し、専門性を有する医師が担当する入院医療や依存症に特化した専門プログラムを有する外来治療を行うなど、依存症に関する専門的な医療を提供できる医療機関です。(宮崎県HPより)
こんなことでお困りではありませんか?
・自分でお酒の量をコントロールできない。
・お酒を飲まないと寝付けないことが多い。
・飲酒によって日常生活に支障が出ている。
(例:仕事に遅刻する、酒臭を指摘される等)
・お酒を飲んで暴れたり、大声を出すなど手を付けられないことがある。
・周囲に話すこともできず、どこに相談すればいいかわからない。
相談・受診の流れについて
- 受診相談
- ・電話・来院での対応が可能です。
・相談員がお話しを伺い、初診日程の調整を行います。
※ご家族のみの相談も受け付けております。
けんなん病院(代表) TEL 0987-72-0224
相談専用ダイヤル TEL 0120-098-725

- 初診当日
- ・各種検査(採血、スクリーニング検査等)を実施します。
・相談員による聞き取り、外来担当医の診察を行います。

- 外来治療
- ・定期的な通院を行い、場合によっては薬物療法等を行います。
・節酒剤の処方も行っております。
・スタッフがご家庭を訪問し必要な支援を行う精神科訪問看護の導入や、精神科デイケア(リバーススクール)への参加をご提案し、健康な日常生活を送れるようサポート致します。

- 入院治療
- ・依存症からの回復に向けて当院の治療プログラムを実施します(約3ヶ月)。
安静期(入院当日~2週間)
・自分の状態を知って生活習慣を見直していく。
休養期(2週間目~1か月)
・自分のアルコール問題を振り返る。
学習期(1~2か月)
・治療プログラムに参加し、依存症に対する理解を深める。
社会復帰期(2~3ヶ月)
・退院に向けて具体的な断酒継続方法を考えていく。
・家族教育を行う。

- 退院後
- ・外来通院を行いながら、断酒を継続していく。
・AAや精神科デイケア(リバーススクール)に参加する。

節酒補助薬(節酒剤)とは
飲酒による快感を抑えて、飲酒量をコントロールするお薬で、断酒ではなく“減らす”ことを目指す方も対象になります。
AAとは
アルコホーリクス・アノニマス(Alcoholics Anonymous)の略称で、「匿名のアルコール依存症者たち」と訳される自助グループの集まりです。アルコールに関する様々なテーマにそってミーティング等を行ったりしています。