QA

みなさまから寄せられたご質問の中からよくあるものをQ&A形式で掲載します。
また認知症についてもご説明します。

病院に関するご質問

Q.現在、外来で通院していますが支払いが大変です。何か安くなる制度はありますか?
A.あります。自立支援医療と呼ばれる制度です。詳しいことは地域医療連携室までお問い合わせください。
Q.障害者手帳というものがあると聞いたのですが、どんなものですか?
A.ここでは精神障害者保健福祉手帳(青いカバーの手帳)についてご説明します。
精神障害のため、長期にわたり、日常生活または社会生活への制約がある方が対象となります。手帳を持っていると、色々な福祉サービスを利用することが出来ます(福祉サービスの内容は市町村によって異なる場合があります)。
申請窓口はお住まいの市町村になります。申請について詳しいことは地域医療連携室までお問い合せください。

認知症に関するご質問

Q.認知症は病気ですか?
A.認知症は、脳の血管や細胞に何らかの障害が生じることで起こるれっきとした病気と言えます。放っておくと悪化する恐れがあり、ご家族が後悔することがあります。
まわりの同じ年ぐらいの方たちと比べて、または急激に、もの忘れがひどくなったり、身の回りのことができなくなったりしたときは、迷わず、かかりつけの病院などに相談してみましょう。
Q.認知症にはどんな症状がありますか?
A.認知症の主な症状として、みなさんがよく知られている「もの忘れ」があります。「同じことを繰り返し話したり聞いたり」「しまったものがどこにあったか忘れたり」「ヤカンを火にかけっぱなし」「家までの道順を忘れたり」などあります。また「もの忘れ」だけでなく、「買い物でおつりの計算ができなくなったり」「興味や関心が薄れて、正気がなくなったり」「落ち込んでいたり」逆に「怒りっぽくなったり」など、様々な症状があります。症状は似ていても、原因となる病気が異なり、専門医の診断が必要と思われます。
Q.認知症は治りますか?
A.認知症には、様々な原因によって種類が異なります。大きく分けると、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、その他の認知症に分けられ、治るものもあれば、予防できるものもあります。
また、早期発見によって進行を遅らせることができるものもあります。残念ながら、防ぐ手だてのない認知症もあります。まずは、患者さんのことを正しく理解するために、気がついたら早めに専門医にみてもらうことがいいでしょう。
Q.認知症と診断されたら?
A.医師の指示のもとに治療を開始します。お薬を飲んでもらうことになりますが、患者さんには残された機能をなるべく長く維持したり、回復するためにリハビリテーションを行う場合もあります。また、家族・介護者がどのように患者さんと接していくか考えていくことも大切なことです。
認知症といっても、何もかもわからなくなるという病気ではありません。認知症の初期では今までできたことができなくなることで落ち込んだり、思っていることが伝わらずイライラしたりすることがあります。患者さんの症状の安定や穏やかにすごすには、ご家族の対応は非常に重要になってきます。
Q.ご家族のために。
A.認知症の患者さんをお世話することは、ご家族にとっても大変なご苦労となることがあります。ご家族の負担の軽減のために専門のスタッフがご相談を受けたり、介護保険サービスやその他福祉サービスの利用に関する情報提供など行っています。気軽に当院へご相談ください。